さかはらあつし「小さくても勝てます」を読んだ。

Amazonさんにお薦めされて、さかはらあつし「小さくても勝てます」を読みました。もうなんか最近、Amazonさんにはいろいろ見透かされている気がして怖い…!

この本は物語形式の経営学の本です。系統としては、「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」に近いかなと思いますが、この本の方が本当っぽいというかリアルというか、実は、読み進めるうちに「これヨコウッチーまんまじゃん!」と思いました。ヨコウッチーというのは私の髪を切ってくれている美容師さんというか美容室のオーナーさんですが、私がリアルに会ったことある方の中では一番尊敬している経営者です。

私はもうかれこれ10年以上、ヨコウッチーが独立する前から髪を切ってもらってて、独立してからの展開もずーっと見てきました。最初はヨコウッチー一人でフル回転して月300人!とかの予約をこなしていたのが、少しづつ仲間を増やし、彼らを教育し、新しいサービスを導入し、ハコ(店舗)も作っちゃう。ヨコウッチーのビジョン(理想)と情熱と行動力はまじリスペクトですわ。この本の主人公みたいにテレビに出たりはしないけど、はたからは「ザンギリ」よりも早いスピードで成長しているように見えます。

この本を読んで思ったのは、もちろん、目の前のお客さん一人一人に満足してもらいたいってことは重要なんですが、何のためにそれをやるのか?どういうビジョンを描いているのか?早い話、そこに愛はあるのか?ということを、よくよく自分に問いかけるべきだなと。

ちょっと前からうちの所長が「若い弁理士に夢を与えられるような仕事を作り出したい」ってよく言ってるのですが、私も「自分のこの仕事は若い弁理士(志願者)に夢を与えているか?」ということを常に頭頂葉の角回あたりに置いておきたいと思います。すいません最後のところ、脳科学はよく知らないので適当に書きました。