三谷宏治「新しい経営学」を読んだ。

Amazonからおススメされたので三谷宏治「新しい経営学」を読みました。

おススメされるままあまり何も考えずにポチってしまったのですが、いざ読む段になって「三谷宏治ってなんか聞いたことあるな」と思ったら「マンガ ビジネスモデル全史」の人か!と気付きました(というか本当はマンガじゃない「ビジネスモデル全史」の著者。)。あの本も面白かったですが、この「新しい経営学」もよくまとまっていて面白いです。

私は経営学はトーシロですが、三谷さんによれば経営学とはそもそも6分野(経営戦略、マーケティング、アカウンティング、ファイナンス、人・組織、オペレーション)×2レベル(全社、事業)の寄せ集めであるそうです。経営戦略は少し本など読んだことありますが、あとの5つは弁理士コア業務と関係無いのでなんだかよく分からん世界です。そんな多分野に渡る経営学を、この本ではビジネスモデルの4要素(ターゲット、バリュー、ケイパビリティ、収益モデル)という切り口で横断的に解説しています。しかも分かりやすい語り口(「ダイジ」を必ずカタカナで書くこだわりとかはすごい好きです)だったり、各章にカフェの事例があったり、スラスラ読めてしまうことこの上ないです。

あと、この手の本にしては知財というか特許の話が登場する割合が高めというかマシマシで、職業柄、興味をググッと惹かれるところがいくつもありました。やっぱり、成功したビジネスモデルの影には特許があるんですよ!(…と信じたい、立場上!)。

この本からも「次はお前の番だ!」というロックなメッセージを受け取りました。特に、直近のテーマとして、自分の頭で整理し考えたことを人に伝えていくってところを頑張って実践したいと思います!