俺にとってのザンギリ店主は立三さんでもあった。

昨日は、イノベーションキャンプの代休で仕事を休み、美容院行ったり、ムスコの学校のPTA活動(広報委員長です!)にいそしんだりしました。

美容院は、前に「小さくても勝てます」のエントリで言及したヨコウッチーのお店、言ってみれば「俺にとってのザンギリ」です。別にコンサルしてるわけじゃあないけど。

ヨコウッチーは現在2店舗の美容院を経営しています。端から見てると、地域の他の美容院との差別化とか、自分達の強みの作り方とか、すごい上手くやってるなと感じます。ヨコウッチーはまだまだ走り続けていて、これからさらに拡大する野望を持っています。私が(仕事を含め)リアルで会ったことのある経営者では一番リスペクトしています。

いつもは土日に行くのでお店はすごい混んでいます。でも昨日は平日だったのでほどほどの混み具合でした。なのでここぞとばかり、私はヨコウッチーに美容院経営の話をぶつけてみました。

「ヨコウッチーさん、このお店の経営に関するアイデア、例えば〇〇と組んだり、△△のお店出したり、××のイベントやったりしてるのは、自分で考えてるんですか?」

そうだろうなとは思っていましたが、ヨコウッチーの答はイエスでした。「小さくても勝てます」の中で「ザンギリ」の店主である法正はコンサルタントである立三のアドバイスに従って色々な策を打ってましたが、ヨコウッチーは自分のビジョンとカンに従って策を打っていたのです。ヨコウッチーは単に法正なだけでなく立三でもあった!

「小さくても勝てます」の話を引用しつつ「ヨコウッチーさん、ああいう経営上のアイデア、ぜんぶ自分で考えてるとはスゴいですね」と言ったら、「いやー俺なんか低学歴だし自分のやりたいことやってるだけっすよ」と謙遜してましたが、自分のビジョンをさらにアツく語ってくれました。

そしてヨコウッチーが言うには「実はいま一番悩んでるのはリクルート、採用です」。実は「採用」はウチの事務所でもホットな話題であり、実際にアクションも取りつつあるので、まさにアチチアチチなトピックです。そんな返事をするとヨコウッチーはさらに熱を帯び、「実はこれの対策は2年くらい前からやっていて・・・」と美容業界の採用に関する現状分析、その中で何処をターゲットとしてそのターゲットにどうやって切り込んでいるか、現時点でどこまで進んでいるか、具体的にアツく語ってくれました。そしていま水面下で計画中のプロジェクトを教えてくれ、「もうワタナベさんだから見せちゃいますけど…」とそのプロジェクトの企画書を見せてくれました。いやもう、ターゲットに向けて振り切ったプロジェクトになっているところが純粋にスゲーなと思いました。ヨコウッチーはこのプロジェクトを外注しているのでものすごい費用がかかっているんですけど、「多少余力のある今のうちに将来に投資しとかないと」っていうマインドが!経営者すぎる!(当たり前!)