昨日の大企業案件

昨日は、個人的にはこのところ比率が下がりつつある大企業とのお仕事。しかも、日本人なら多分かなりの人が知っているであろうと思われる、大企業中の大企業とのお仕事です。と言っても、知財部からの特許出願の依頼ではなく、新規事業開発部みたいな部署からの依頼で、新規事業のアイデア出しを一緒にやるお仕事です。本当に新規事業なので、クライアントさんの担当者もまだ一人とか二人とかそういうレベルです。もうこれ、明らかにメッチャ楽しいやつです。

本件、私はサブ担当なのですが、1年前くらいのコンセプト段階のときから、クライアントさんと一緒にこの新システムのアイデア出しをしてきました。出たアイデアのうち使えそうなものは特許出願しています。このクライアントさんは特許出願と並行して試作機の開発をしていたそうで、昨日はその試作機を見せていただきました。最初コンセプトを聞いたときに正直なとこ「クライアントさんの本業と関係ないやん!」とか「面白いアイデアだけどそれ何に使うの?」とか思いましたが、それがまんま実装されてるところが、変に日和ってなくてメッチャすごいと思いました。このコンセプト自体は最近公開したようなのでここに書いてもよいのですが、ちょっとまだ伏せときます。私も試作機を触らせてもらいましたが、体験としてかなり楽しい!

「何に使えるのかよく分からない」とは書きましたが、想定しているターゲットは当然あって、そこには十分訴求できそうだなと思いました。これからプレスや一般向けの体験イベントをやるそうなので、色んな人に触ってもらうと「これ、こういう用途に使えるんじゃない?」というフィードバックたくさんもらえるんじゃないかと思います。

この件に関する具体的なビジネスモデル(どういう顧客に対し、どういう価値を提供し、どう収益をあげるか)は断片的にしか聞いていませんが、そのあたりこれからブラッシュアップされるんじゃないかなと思います。ケイパビリティに関しては、特許をかなり先手を打って出願しているので、知財だ!って言える状況は固めつつあります。

大企業案件ですが、(予算がそれなりに潤沢なことを除けば)やってることは結構スタートアップぽいというかベンチャーぽいというか、新しいとこ攻めてやるぜ!っていう熱い思いをビシビシ感じます。熱いぜベイベ。